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エンディングノートはペンで書く?鉛筆で書く?ノートは何でもいい?

コクヨのエンディングノート

「エンディングノートを気軽に!どんなノートに何で書く?ペン?鉛筆?」―― このタイトルをお探しの皆様へ、素敵なエンディングノートの作成方法をご紹介します。

人生の大切な瞬間や想い出を形に残すエンディングノートは、誰もが気軽に始められる素晴らしい記録ツールです。どんなノートに、どんな筆記具で書けば良いのか、悩むことはありません。シンプルなノートでも、あなたらしい一冊が完成することでしょう。

細かなこだわりやプレッシャーは必要ありません。普段使いのノートや手元にあるもので十分です。特別なノートを買う必要もなく、自分のペースで進めることができます。ペンでも鉛筆でも構いません。自分の手で綴るからこそ、想いが伝わるのです。

この記事では、エンディングノートの始め方や書き方、どんなノート・筆記具が最適かなど、疑問や悩みに対して実践的なアドバイスをご紹介します。あなたの人生に残る素敵なエンディングノートを手に入れましょう。

エンディングノートは何を使う?

エンディングノートを書くためには、一般的なノートや手帳を使うことが一般的です。

具体的には、以下のようなノートが使われることが多いです:

  1. ルーズリーフやバインダー:空白のルーズリーフやバインダーを使用する場合、自分でページを追加・削除しやすく、自由な書き込みが可能です。
  2. ノートブック:ページが綴じられたノートブックも人気です。ページ数やサイズが様々で、シンプルなものからデザイン性のあるものまで選ぶことができます。
  3. 手帳:手帳型のエンディングノートもあります。手帳にはカレンダーやペンホルダー、ポケットなどが備わっているため、日常的に持ち歩くのに便利です。
  4. PDFファイル:オンラインで提供されるエンディングノートのPDFファイルをダウンロードし、プリンタで印刷して利用することも可能です。

自分の好みや使いやすさに応じて、ノートの種類やサイズを選ぶことが重要です。思い出や想いを綴るのが楽しくなるようなノートを選び、あなたの大切な記録を形にしてください。

市販のエンディングノートもあります

市販のエンディングノートもたくさんの種類があります。書店やオンラインショップで手軽に入手できるため、自分の好みやニーズに合ったエンディングノートを選ぶことができます。

市販のエンディングノートには、以下のような特徴があります:

  1. デザイン性:市販のエンディングノートは様々なデザインやカラーバリエーションがあります。個性的なカバーが付いたものや、シンプルで洗練されたデザインのものまで、自分の好みに合ったものを選ぶことができます。
  2. レイアウト:市販のエンディングノートには、特定の項目が整理されているものがあります。終活に必要な情報や記入すべき項目が整理されているため、記入がスムーズに進みます。
  3. 補助ページ:市販のエンディングノートには、エンディングノートの書き方やヒントが書かれた補助ページが付いている場合もあります。初めてエンディングノートを書く方にとっては、参考になる内容が含まれていることがあります。
  4. 安心感:市販のエンディングノートは、専門の企業や出版社が作成している場合が多いため、信頼性や品質に対する安心感があります。

市販のエンディングノートを選ぶことで、自分に合ったスタイルやデザインのノートを手に入れ、より快適な終活を進めることができるでしょう。大切な思い出や意図を形に残すために、市販のエンディングノートもぜひ検討してみてください。

参考までに、Amazonなどで入手できるおすすめのエンディングノートをご紹介します。

コクヨエンディングノート もしもの時に役立つノート

コクヨ
エンディングノート もしもの時に役立つノート
実勢価格:1155円


サイズ:6号(セミB5)
寸法:タテ252×ヨコ179mm
枚数:32枚(64ページ)
紙質:中紙/上質紙・帳簿用紙[特厚口]100g㎡
製本様式:糸かがりとじ
付属品:オレフィンカバー付き・ディスクケース付き

「もしもの時に役立つノート」の特徴

コクヨのエンディングノート「もしもの時に役立つノート」は、大切な方々に自分の希望や想いを伝えるための備えに役立つノートです。

このノートには、お金に関する情報から健康や介護、葬儀に至るまで、人生のあらゆる場面で役立つ情報が掲載されています。預貯金や保険、相続に関する事項を整理することで、家族が大切な財産や遺産に目を通しやすくなります。

さらに、自由記入欄が充実しているため、自分の想いや希望を自由に綴ることができます。これは、法律的な効力はないエンディングノートですが、家族があなたの想いを理解し、尊重する手助けとなるでしょう。

エンディングノートは、将来の不測の事態に備えるための有用なツールです。自分の希望や想いを家族に伝えることで、彼らとのコミュニケーションがより深まり、心の安らぎを得ることができるでしょう。

家族や大切な人々に向けた思いを記すために、コクヨのエンディングノートを活用してみてはいかがでしょうか。もしもの時に備え、あなたの思いが大切に受け継がれることを願っています。

※ このコクヨのエンディングノートは、20代、30代の若い方にも人気があるものです

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学研プラス 新時代対応! もしものための安心ノート

学研プラス
新時代対応! もしものための安心ノート
実勢価格:1320円


寸法:18.2×0.8×25.7cm
枚数:94ページ

学研プラス 新時代対応! もしものための安心ノートの特徴

「学研プラス 新時代対応!もしものための安心ノート」は、学研プラスが出版するエンディングノートで、基本情報から扱いの難しいデジタル遺産まで、幅広い内容をしっかりと記録できます。

このエンディングノートは、特におひとりさまに特化しており、入院や盗難などの「もしも」の状況に対応するための項目も充実しています。未来を安心にするための備えを助けると同時に、家族や大切な人々に対する思いを記すことができます。

さらに、お助けガイド&書き込みノートの2冊組という形態で販売されており、専門的な知識が求められる要素も多いエンディングノートにおいて、記入の際には参考になる情報が豊富に掲載されています。これにより、初めてエンディングノートを書く方や、詳細な記入を希望する方にとっても扱いやすくなっています。

「学研プラス 新時代対応!もしものための安心ノート」は、未来への備えと思い出の記録を一つにまとめることができる便利なツールです。大切な人々への想いを伝えつつ、自分らしいエンディングノートを作成するために、ぜひ活用してみてください。

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主婦の友社 書いて安心 エンディングノート

主婦の友社
書いて安心 エンディングノート
実勢価格:1078円


単行本(ソフトカバー):80ページ

主婦の友社 書いて安心 エンディングノートの特徴

「主婦の友社 書いて安心 エンディングノート」は、預貯金口座や保険・年金・クレジットカード番号、自動口座引き落とし、ローン、不動産、有価証券など、大切な情報を記入できるノートです。

このエンディングノートには、自分自身の医療・看護や介護、相続や葬儀・お墓の希望、重要な連絡先、ペットについて、親しい人へのメッセージなども記入できます。これにより、家族や大切な人々に対して、あなたの意向や希望を明確に伝えることができます。

親しみやすい作りの1冊であるため、気負わずに書き始めることができます。初めてエンディングノートを書く方や、内容を整理したい方にも適しています。さらに、スマートフォンアプリでも作成することが可能で、手軽に情報を管理できます。

「主婦の友社 書いて安心 エンディングノート」は、あなたの思いや情報を一つにまとめることができる頼れるツールです。大切な人々に対して、未来への備えと感謝の気持ちを伝えるために、ぜひ活用してみてください。安心できるエンディングノートの完成を応援しています。

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主婦の友社 おひとりさまのはじめてのエンディングノート

主婦の友社
おひとりさまのはじめてのエンディングノート

実勢価格:1320円

単行本:72ページ
寸法:18.2×0.5×25.7cm

「主婦の友社 おひとりさまのはじめてのエンディングノート」の特徴

おひとりさまに特化したエンディングノートであり、これから夢と希望を持って生きていくためのノートです。
入院や死亡時などにまわりの人が知らないと困ることを書き込めるノートです。

預貯金口座、保険・年金・クレジットカード番号、自動口座引き落とし、ローン、不動産、有価証券について、自分自身の医療・看護や介護、相続や葬儀・お墓の希望、重要な連絡先、ペットについて、親しい人へのメッセージなどを書き込むことができます。
また、スマートフォンアプリでも作成することができます。
おひとりさまだからこそ、早めの準備が必要であり、気負わずに書き始められる親しみやすい作りの1冊です。

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主婦の友社 未来を見つめるエンディングノート

主婦の友社
未来を見つめるエンディングノート
実勢価格:1320円


単行本(ソフトカバー):80ページ

主婦の友社 未来を見つめるエンディングノートの特徴

このエンディングノートは、もしもの時に備えて、残された大切な人々が困ることがないように、自分に関する重要な情報や伝えたい思いをまとめておくための特別なノートです。

預貯金口座、保険、年金、クレジットカード番号、自動口座引き落とし、ローン、不動産、有価証券など、まわりの人が知らないと困る重要な情報を書き込むことができます。これにより、家族や信頼する人々が、あなたの財産や資産に目を通しやすくなり、スムーズな手続きを行うことができます。

さらに、スマートフォンアプリでも簡単に作成することができるため、情報の管理が便利に行えます。いつでも手元に持ち運びができ、必要なときにすぐに情報を確認することができます。

このエンディングノートは、未来への備えとして大切なツールです。大切な人々に対して、あなたの思いや願いを明確に伝え、安心して暮らすための一助となることでしょう。積極的に記入して、あなたの想いを形にしてください。

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自治体で無料配布しているエンディングノートもあります

自治体や公的機関だけでなく、一部の団体や企業が無料でエンディングノートを配布している場合もあります。これは、終活を普及し、市民の方々が自分の意思を記す機会を提供するために行われる取り組みの一つです。

無料配布のエンディングノートは、利用者に負担をかけずに手軽に取得できるため、多くの方々にとって重要な手段となっています。その内容やデザインは、一般的なエンディングノートと比較してシンプルな場合もありますが、必要な項目がきちんと記載されており、十分に役立つものとなっています。

無料配布のエンディングノートを利用することで、終活を始める際に初めの一歩を踏み出しやすくなるだけでなく、費用をかけずに自分の意思を記録できるメリットがあります。また、自治体や企業が普及を図ることで、終活の重要性を広く認知させる効果も期待されます。

エンディングノートは、人生の最後のメッセージを残す貴重な記録です。無料配布のエンディングノートを利用することで、多くの方々が気軽に終活を始め、自分らしい意思を家族や社会に伝えることができるでしょう。大切な想いを形に残す旅が、始まります。

\自治体で無料配布しているエンディングノートはこちらで詳しく説明してあります/

https://rissyoukensou.com/note-muryou-zizitai/

エンディングノートの筆記具は?

エンディングノートを書くとしたら、あなたはどんな筆記具で書きますか?鉛筆?ボールペン?

エンディングノートは、ペンで書けばいいのか、鉛筆(シャープペンシルも含みます)で書けばいいのか、こんなことに悩んで食事ものどを通らない!こんな人いませんか?

いるわけないと思いますが、このペンと鉛筆の二者択一の話、けっこう面白くなりそうなので記事にしました。

ただし、お忙しい人のために、先に結論を述べておくと「ペンと鉛筆のどちらでもよい」「どちらでも自分が書きやすい方で書けばよい」というのが答えになります。

エンディングノートは、後に書き直すことがあるかもしれません

そもそも、よく言われるように、エンディングノートは、遺言書のように法的効力を有するものではありません。

いわば、家族への希望や伝えておきたいこと、伝えておくべきことなどをメモ的に書き残すものであるため、ペンのような筆記具で書かなければいけないという決まりは全くありません。

どちらかというと、鉛筆の方がおすすめです!

むしろエンディングノートの場合、書いた内容に変更が生じることもありますので、どちらかというと、消したり、書き直したりすことができる鉛筆の方がおすすめ!ということになります。

エンディングノートは、手軽に書けることがむしろメリットだ

また、エンディングノートをペンで書く場合、間違ってはいけない、という緊張感があったり、このことはまだ検討中で決まっていないとの理由で、書くのを先送りにすることも多くなると思います。

しかし、このようなことが多くなると、エンディングノートを書くのがおっくうになったり、いつしかエンディングノートから遠ざかってしまうことにもなりかねません。

ですので、エンディングノートの場合、むしろ間違えても訂正ができるという気楽な気持ちが必要です。とりあえず、書いておいて、変更があったら書き直そう、というように、軽い気持ちで書けるところから書いていくことが大切になります。

こんな話を聞いた事があります。

ロシア人の少年が日本の学校に転校してびっくりしたこと、それはロシアではみんなペンを使って文字を書くのに、日本の生徒たちは鉛筆を使って文字を書いていることだった。
ロシアで鉛筆を使うのは、美術の時間に絵を描くときぐらいらしい。

そのため、鉛筆で文字を書くことに抵抗とためらいを感じながらも、納得がいかないまま木の棒を握っているとき、教室の隣の生徒が棒をひっくり返してごしごし何かをしているのが見えた。

そのとき始めて、棒の上にある小さなゴムが消しゴムであることに気づいて、これは便利だ! 間違えたら消して書き直せる!心の中でそう叫んだ。

その時から、なんだか楽しくなって、スラスラと鉛筆で書けるようになったとのこと。

でも、万年筆やボールペンで書くのがダメだという訳ではありません!

書き慣れている万年筆のほうがいいとか、ボールペンの方が好きだという方の場合、書きやすいペンで書き、訂正したいときは横線を引いて訂正するとか、ホワイトで修正するとか、お好きなようにすれば良いと思います。

むしろ、そういう自由性のある方が、書く人の個性がにじみ出ることになって、「書は人なり」とか言われるように、家族や遺族の方に喜ばれるのではないでしょうか。

鉛筆の場合、消されると困るのですが、と心配する人もいます

鉛筆で書くと、消しゴムでごしごしと簡単に消されるのではないですか、と心配される方がいらっしゃいますね。

しかし、エンディングノートは、上記の通り遺言書のような法的な拘束力がありませんので、財産をどう分けるか?というような記述を見られてしまって、利害関係が生じることになるのが心配な場合、むしろ、そのようなことはエンディングノートに書くより、遺言書に遺しておくことをおすすめします。

エンディングノートは、ときどき見返して、書き直すべきことは書き直しておきましょう

エンディングノートは書いたら終わりではなく、定期的に見なおして、変化があったところは書き直すことが大切です。しかし内容によっては、消さずに書き加えていくことで、自分の気持の変化を残しておくというのも方法です。

また、書いたときの日付を書き添えておくと、時間の経過とともにどのように変化したのかが分かり、後でそのエンディングノートを開いた家族が興味深く読むことになるかもしれません。

ペンで書くと消える可能性が…

鉛筆の方がペンで書くよりも良いという理由の一つに、ペンで書くと消えてしまうおそれがあるからです。

えっ!と思う方もいるかもしれませんが、ボールペンで書いた文字が時間の経過とともに薄くなったり消えてしまった経験をお持ちの方もいると思います。

最近では、書いたところを擦ると消えるボールペンもありますが、このような消えるタイプのボールペン以外にも、成分によっては経年的に消えてしまう性質を持っているボールペンもあります。

完全に消えていなくても、変色したり裏写りしていたりすることもあります。なぜこんなことが起きるのかというと、ボールペンの文字が消える原因は、主に、水や湿気、光の影響、アルコールによるものなどに原因があるそうです。

一方、鉛筆の芯は黒鉛(こくえん)でできています。黒鉛は、黒い鉛(なまり)と書きますが、 黒鉛 は鉛ではなく炭の仲間に入ります。黒鉛に毒性はないとのことです。また、黒鉛で書かれた文字は経年的に消えることはないそうです。

そこで、長期間の保存が必要なエンディングノートを書くときは、文字が消えにくいえんぴつやシャープペンシルを使うのがおすすめということになります。

エンディングノートはどんどん修正しましょう!

エンディングノートに書くべき内容の一つに、パソコン関係や銀行やクレジットカードなどのIDやパスワードなどがあります。もっとも、状況によっては、パスワードや暗証番号は秘密にしておくべきものですが。とくに、いらなくなった情報は、削除したり、その上に横棒を書き加えたりしておかないと、後で混乱することがあります。

また、友人の氏名や住所を書いている場合、その住所が変わったら書き換えるとか、記載の内容が変化したら、その都度、修正する必要があります。

エンディングノートに書いておくべき必要な項目を知っておきましょう

エンディングノートとして残すからには、最低限書いておくべき必要な事柄があります。そこさえ抑えておけば、エンディングノートを覚え書きとして利用したり、日記風に利用したり、思い出の写真も貼っておいたり、様々なアイデアで活用することも可能です。

さらに、エンディングノートに使用するノートには、無料で配布しているものあります。そのようなエンディングノートは、書くべき内容が整理されているため、タイトルや案内にそって書けるところから書き込んでいけば、次第に充実した内容になるというメリットがあります。

また、とにかくエンディングノートがどういうものなのかを知りたい方にとっては、まず無料配布のエンディングノートを入手してから、そのノートに書き続けていくか、それとも他の気に入ったノートに買い換えるか検討することができます。

なお、無料配布のエンディングノートというと、市町村などの自治体で配布したりダウンロードできるもののほかにも、資料請求の特典として配布したりしているノートもあります。そのようなエンディングノートについては、こちらに詳しくまとめてありますのでご参考にしてください。

まとめ


エンディングノートは、気軽に始められる素晴らしいツールです。どんなノートでも、ペンでも鉛筆でも自分らしい思いを綴ることができます。特別なノートや筆記具を用意する必要はありません。大切なのは、あなたの心からの想いを形にすることです。

自分のペースで進め、普段使いのノートや手元にあるものを活用して始めてみましょう。エンディングノートは、誰もが思い出や感謝の言葉を残せる素敵な記録です。

の記事では、エンディングノートの始め方や書き方、最適なノートや筆記具についてアドバイスしました。自分の人生に寄り添う一冊を手にし、大切なメッセージを後世に伝える旅に出かけましょう。

気軽に始められるエンディングノートは、あなたの人生に彩りを添える大切な宝物となることでしょう。大切な思い出や感謝の気持ちを心を込めて記して、自分らしいエンディングノートを完成させてください。未来への贈り物となることを願っています。


 

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