大切な人を失うことは、辛い経験です。
私の場合、大好きだったおとうさんの時。
悲しさというより「あれ?」という感情がまずわきました。
今まで息をしていたのに、体もここにあるのに、もう私を見たり喋りかけてはくれないということ?
え、なんで?といったような…
呆然としたのかもしれません。
後悔のような、悲しみのような、何とも言えない念が胸に広がってきたのは、葬儀も終わり、だいぶたってからです。
もういなくなってしまったからこそ、やり直しがきかないので…まさに「後で悔やむ」のですよね。
大切な人を失ったら、後悔に囚われることは避けられないのかもしれません。
ここでは、大切な人を失ったときに起こりがちな後悔の種類や、後悔を克服する方法について詳しく探ってみようと思います。
また、後悔を和らげるために私がしたこと、するとよさそうなことについても紹介します。
■大切な人を亡くしたときの後悔とは何か?私の場合
大切な人を失うことは、人生で最もつらい経験の一つです。
大切な人を亡くしたときに起こりがちな後悔の種類とは何でしょうか?
もっと一緒に過ごせばよかった
大切な人を失ってしまった後、その人との思い出がよみがえってきます。
一緒に見たい風景もあったし、一緒においしいねと食べることももうできない。
もっとその人と時間を過ごすべきだったという思いが湧き上がってきました。
もっと優しくすればよかった
仲良く過ごした思い出とともに、喧嘩をすることや、ぞんざいな対応をしてしまうこともありました。
亡くなった相手に、もっと優しくしてあげることができたのではないか、もっとできることがあったのではないかという思いが頭をよぎります。
あんなことを言ったこと、謝っておけばよかった。
もっと喜ばせてあげたかった。
きりもないのですが…
もっと感謝を伝えればよかった
亡くなった相手に感謝していた多くのことを改めて思い出しました。
しかし、その感謝の気持ちを、言葉で、態度で伝える機会を逸してしまった、と思うと、ほんの少し落ち込みます。
もっと相手のことを知っておけばよかった
四つ目は、もっと、亡くなったその人のことを知っておけばよかったという後悔です。
弔問に訪れる人と話したり、遺品や写真を整理するうちに、自分はその人についてなんでも知っているようで、案外知らないものだな、と感じました。
何が好きだったか、何に興味を持っていたか、故人の知人のこと、旅の思い出...もう聞くことがかなわないからこそ、かもしれませんが、改めて知りたいと思うことがあります。
おばあちゃんに梅酒の作り方を教わればよかった。
おとうさんに若かった頃の思い出を聞いてみたかった。
これらの後悔は、きっと、他の誰もが感じる後悔なのかな、と思います。
大切なのは、その後悔を克服し、その人が生きた思い出を大切にすること、そう、わかってはいるのですが…
■大切な人を失った後に後悔しないためにはどうすればいいか?
後からするからこそ「後悔」、ならば、今できることは先延ばしにせず、の気持ちが大切なのかなと思いました。
大切な人を失ったら、何をしたとしても悲しみや後悔にきりがないかもしれません。
けれど、ならば、今生きている人を大切にする。これしかないですね。
存命の人の死を願うわけではなく、一つ一つの時間を大切にしていくことで、お別れのときの後悔を減らすことができるかもしれません。
大切な人を失った後に後悔しないためにできること。
心にとどめておきたいことを思いつく限りご紹介します。
一緒の時間を過ごす
大切な人との時間をつくりましょう!
仕事やプライベートの時間を調整し、大切な人と過ごす時間を確保できるでしょうか?
何が何でも時間をやりくりして、一緒に過ごす!などと意気込むと、やがて負担になってしまい、不満になっていってしまうかもしれません。
週に1回、月に1回、年に1回…
負担にならずできて、難しい時はむりに守ろうとしない、ゆるいルーチンを決めてはどうでしょうか。
お互いの物理的な距離もありますから、北海道に九州から毎週通う、といった無理めのことは避けて、できる範囲のルーチンを決めましょう。
対面しての時間ばかりが一緒に過ごすことではありません。
電話でも、LINEのビデオ通話でもいいと思います。
それも難しいなら手紙やメールでも。
一方通行であっても、相手がそれを受け取って過ごす時間は、あなたと過ごした時間でもあります。
コミュニケーションを大切に
大切な人に限ったことではないですが、できる限りコミュニケーションを深めましょう。
普段から相手の話を聞いたり、共感できることは素直にそれを伝えて、感謝の気持ちも、言葉で伝えられたらいいかなと思います。
また、言葉に限らず、身体で触れ合うことも大切です。
コロナの影響でめっきり減りましたが、手を握る、抱きしめるなどで、言葉がなくても感情を伝えることができますよね。
大切な相手から触れてもらうのは心地よいことです。
といっても、反抗期の子供などには逆効果ですが…ときに、相手との絆をより深めることができる手段と思います。
記録する
大切な人との思い出を記録しておくことも後悔を減らす方法の一つかもしれません。
我が家の場合、Googleアカウントで、故人である祖父母の写真や動画を共有しあっています。
現在存命でも、自分より年老いた親などは、順番で言えば先に亡くなってしまうわけですから...
写真や手紙などを残しておくことで、その人と過ごした時間を振り返ることができると思います。
健康的にストレスを減らす
大切な人を失った後は心身ともに疲れがたまります。
ストレスや疲れは後悔を増長させて、マイナス思考に気持ちが偏ってしまうかもしれません。
十分な休息をとることや、適度な運動をすること、食事や睡眠を改善することも重要ではないでしょうか。
大切な人を失った後は、自分自身を労わりながら、少しずつ前に進んでいきましょう。
やってもやっても、後悔はするものかもしれません。
自分が、自分のできる範囲で、一緒に過ごせた、できることはした、と思えることで後悔は軽減される気がします。
■大切な人を失った後に後悔しないためにできること
大切な人を失った後に後悔しないためにできることは、多岐にわたります。以下に、その一部を紹介します。
まず、大切な人を失った後は、自分の気持ちに正直に向き合うことが必要です。
自分が感じる悲しみや怒り、後悔などの感情を素直に受け止め、それを解消するために行動を起こすことが大切です。
また、大切な人を失った後は、人とのつながりを大切にすることが重要です。家族や友人、信頼できる人たちと話をすることで、悲しみや後悔を分かち合うことができます。また、人と過ごすことで、自分自身を労わることができます。
さらに、時間をかけて悲しみを乗り越えることも大切です。大切な人を失った直後は、感情が不安定になることが多いため、しばらくは時間をかけてゆっくりと悲しみを受け止めることが必要です。時間薬は多くのことを癒してくれます。
また、悲しみが長引く場合は、カウンセリングや専門家のサポートを受けることも考えてみましょう。
また、大切な人との思い出を振り返ることも後悔を減らす方法の一つです。
写真や手紙を見ることで、その人と過ごした時間を思い出し、悲しみや後悔を乗り越えることができます。
さらに、自分自身の時間やエネルギーを自己成長に使うことも後悔を減らす方法の一つです。
大切な人を失った後は、自分自身を成長させるために時間やエネルギーを注ぐことができます。
新しいことに挑戦する、自分の興味に合わせて趣味を探す、自分自身を磨くための時間を取るなど、自分自身を成長させることで、悲しみや後悔を乗り越えることができます。
以上が、大切な人を失った後に後悔しないためにできることの一部です。
悲しみや後悔は時間をかけて乗り越えることができます。自分自身を労わりながら、前向きに生きることが大切です。
■大切な人を失ったときの後悔を克服するための方法
大切な人を失ったとき、後悔に囚われることは避けられませんが、その後悔を克服することができます。以下に、大切な人を失ったときの後悔を克服するための方法をいくつか紹介します。
まず、自分自身に嘘をつかないことが大切です。失った人との関係に対して、自分自身がもっとできたことはなかったか、言葉をもう少し控えたり、もっと関心を示していればよかったのではないかということを自問自答することが必要です。自分自身ができるだけ正直に向き合うことで、後悔に囚われることを防ぐことができます。
次に、自分自身の価値観を見直すことが大切です。自分自身が大切にするもの、人生で何を重要視するのかを明確にすることで、後悔を乗り越えることができます。大切な人との思い出や共有した時間を振り返ることも重要です。その人との出来事や話題を振り返り、その人がいなくなった今でも、その思い出を大切にし続けることができます。
また、悲しみをシェアすることも後悔を克服するための方法の一つです。大切な人を失ったとき、自分自身の感情に素直に向き合うことが必要です。それに加え、家族や友人、専門家のサポートを受けることも考えてみましょう。共感してくれる人たちと話をすることで、後悔を乗り越えることができます。
最後に、自分自身を大切にすることも後悔を克服するための方法の一つです。失った人との思い出にとらわれず、自分自身に時間を割いて自分を磨くことが大切です。新しいことに挑戦する、趣味を見つける、自分自身の健康や外見に気を遣うなど、自分自身を大切にすることで、後悔を克服することができます。
以上が、大切な人を失ったときの後悔を克服するための方法の一部です。自分自身を大切にし、前向きに生きることが大切です。
■大切な人を失った後の後悔を和らげるためにできること
大切な人を失った後、後悔に囚われることは避けられませんが、その後悔を和らげることができます。以下に、大切な人を失った後の後悔を和らげるためにできることをいくつか紹介します。
まず、大切な人との思い出や共有した時間を振り返ることが大切です。写真や手紙を見たり、思い出話をすることで、後悔に対する感情を和らげることができます。失った人との思い出を大切にし、その人がいなくなった今でも、その思い出を持ち続けることができます。
また、自分自身に対して優しく接することも後悔を和らげるための方法の一つです。失った人との思い出にとらわれず、自分自身に対して優しく接しましょう。自分自身を認め、自分自身に対して慈しみの気持ちを持つことで、後悔に対する感情を和らげることができます。
さらに、自分自身を労わることが大切です。大切な人を失った後は、自分自身を労わることが必要です。自分自身を労ることで、心身共にリラックスし、ストレスを軽減することができます。趣味に没頭する、マッサージに行く、自分自身を美容室に連れて行くなど、自分自身に対するケアをすることで、後悔に対する感情を和らげることができます。
最後に、時間をかけて悲しみを受け止めることも後悔を和らげるための方法の一つです。大切な人を失った後は、感情が不安定になることが多いため、時間をかけてゆっくりと悲しみを受け止めることが必要です。その時間をかけて悲しみを受け止め、心を整理することで、後悔に対する感情を和らげることができます。
以上が、大切な人を失った後の後悔を和らげるためにできることの一部です。自分自身を大切にし、時間をかけてゆっくりと悲しみを受け止めることが大切です。
■まとめ
大切な人を失ったときには、後悔の念がつきまとうことがあります。
しかし、予め準備をすることや健康的な方法でストレスを軽減することで、その後悔を減らすことができます。
また、後悔を克服するためには、悲しみを共有する場所や方法、前向きな未来に向けた取り組みや希望を見つけることが重要です。
そして、後悔を和らげるためには、自分自身を労わり、周囲の支援を受けることが大切です。
失意の中でも自己管理をする方法やコミュニケーションの重要性、精神的なケアの必要性など、実践的なアドバイスがあります。大切な人を失ったときには、自分自身を大切にしながら、少しずつ前に進むことが必要です。