日本の僧侶派遣サービスで有名な「お坊さん便」と「てらくる」を比較した際、両者の利用方法や内容は全く同じですが、評判や利用者数に違いが見られます。
「お坊さん便」は非常に良い評判が多く、多くの利用者がいるサービスです。一方、「てらくる」は参考になる口コミが少なく、その評判には不安を抱える方もいるようです。
さらに、「お坊さん便」は他のサービスよりも利用者数が最も多く、法要の料金も1万円安いという点が魅力的です。
これらの情報から現状では「お坊さん便」を利用する方が良いとされています。
本記事では、「お坊さん便」と「てらくる」の比較を詳細に説明しているので、参考にしてみると良いでしょう。それぞれの特徴や利点を把握することで、自身に合ったサービスを選ぶ際の参考になるはずです。
僧侶派遣サービスの中でも「お坊さん便」と「てらくる」は有名ですが、それぞれの違いが気になる方も多いと思います。
利用方法や内容などについては全く一緒ですが、評判は圧倒的に「お坊さん便」の方が良いです。
「てらくる」については、参考になる口コミがあまりありません。
利用者の数も「お坊さん便」が1番多く法要の料金も1万円安いので、現状だとお坊さん便を利用するのが良いでしょう。
本記事では、「お坊さん便」と「てらくる」を比較した内容を詳しく説明するので参考にしてみてください。
「お坊さん便」と「てらくる」を比較
口コミの評判が良いのは?
「お坊さん便」と「てらくる」の評判について調査すると、公式サイト以外の評価では「お坊さん便」の口コミが圧倒的に多いことがわかります。主な理由は「お坊さん便」がアマゾンでも手配可能であるため、アマゾンのレビューに多くの口コミが寄せられているからです。
※ただし、今は、Amazonからの申し込みが行っていません。いまは、お坊さん便の公式サイトのみからの申し込みになっています。
「お坊さん便」の口コミでは、お坊さんの対応が誠実であった、記載されたお布施が定額通りであった、日程が自分の都合に合わせて決められたといった好意的な声が多く見受けられます。アマゾンのレビューにはマイナス評価も一部ありますが、実際に利用した人ではなくサービスに対しての不満が多いようです。
一方、「てらくる」は公式サイトからの手配しかできないため、口コミ数が少ない傾向があります。それでも、「親切なお坊さんだった」という好評の声が3件ほど見受けられます。
評価の数から判断すると、「お坊さん便」の方が良い評判が多いですが、「てらくる」も悪い評判ではないようです。両サービスは公式サイトから利用できますが、「お坊さん便」の方が1万円安く利用できる点も注意して検討すると良いでしょう。最終的には自身のニーズや好みに合ったサービスを選ぶことが重要です。
対応地域について
「お坊さん便」と「てらくる」は、どちらも全国に対応しています。
両サービスは運営母体がしっかりしており、多くの僧侶が登録されているため、様々な地域に対応しています。
他の僧侶手配サービスでは、一部地域にしか対応していないことが多いのですが、それに対して「お坊さん便」と「てらくる」は全国的な範囲でサービスを提供しています。
ですので、「お坊さん便」と「てらくる」は日本全国のどの地域でも信頼できる僧侶の手配が可能です。遠方の地域や地域によって対応が限られている場合でも心配いりません。全国に広がるネットワークを持ち、さまざまな葬儀や法要のニーズに対応しています。
派遣されてくるお坊さんについて
お坊さん便とてらくるにおいて、派遣されてくるお坊さんについて比較すると、以下の点が違います。
- お坊さん便は、僧侶の派遣に特化したサービスです。そのため、僧侶の経験やスキルが豊富で、法要や葬儀に最適なお坊さんを派遣することができます。
- てらくるは、葬儀や法要のトータルサポートサービスです。そのため、僧侶の派遣だけでなく、葬儀の準備や運営、納骨などのサポートもすることができます。
どちらのサービスも、派遣されるお坊さんは、僧侶としての資格を有しています。しかし、お坊さん便は、僧侶の派遣に特化したサービスであるため、僧侶の経験やスキルが豊富で、法要や葬儀に最適なお坊さんを派遣することができます。一方、てらくるは、葬儀や法要のトータルサポートサービスであるため、僧侶の派遣だけでなく、葬儀の準備や運営、納骨などのサポートもすることができます。
どちらのサービスを選ぶかは、ご自身やご家族のニーズによって異なります。法要や葬儀に最適なお坊さんを派遣してもらいたい場合は、お坊さん便がおすすめです。葬儀や法要のトータルサポートを受けたい場合は、てらくるがおすすめです。
法要の料金
四十九日や一周忌法要の料金は「お坊さん便」の方が1万円安くなっています。
お布施の料金と内容はこちら↓
(※1)納骨法要を行う際、例えば自宅で法要した後にお墓に移動する場合は別途料金が掛かります。
移動して法要する場合の追加料金は「お坊さん便」も「てらくる」も、10,000円がプラスされます。
また、複数名法要する際も追加料金を支払えば対応してもらえます。例えば父の一周忌と母の四十九日を一緒に法要するなどには、対応してもらえます。
この場合の追加料金は「お坊さん便」が10,000円、「てらくる」が15,000円となります。
以上のことから、料金を抑えるなら「お坊さん便」を利用するのが良いでしょう。
戒名の価格
上記の法要のお布施は戒名が含まれていない金額です。
戒名はランクによって金額が異なります。基本的には一番下の2万円のランクをつけるのが一般的です。
下記は、戒名授与の料金表です。
お坊さん便とてらくるの戒名料 | ||
天台宗 浄土宗 曹洞宗 真言宗 臨済宗 宗派不問 | 信士・信女 | 2万円 |
居士・大姉 | 6万円 | |
院居士・院大姉 | 20万円 | |
浄土真宗 | 釋・釋尼 | 2万円 |
院釋・院釋尼 | 16万円 | |
日蓮宗 | 信士・信女 | 2万円 |
院信士・院信女 | 6万円 | |
院日信士・院日信女 | 16万円 | |
院居士・院大姉 | 20万円 |
葬儀にお呼びした場合の料金
お葬式にお呼びする僧侶の手配金額は「お坊さん便」も「てらくる」も同じです。
葬儀の形式別に金額がことなりますが、相場より安く読経をあげてもらえます。
※全国のお布施の相場は40万前後になります。
お坊さん便とてらくるの お葬式のお布施料 | |
火葬式/直葬 | 55,000円 |
一日葬 | 85,000円 |
家族葬 | 160,000円 |
一般葬 | 160,000円 |
※上記には戒名の価格も含まれています。戒名なしの場合は2万円が引かれます。
追加料金について
「お坊さん便」や「てらくる」では基本的に追加料金はかかりませんが、法要の場合には2つのケースで別途料金が発生します。
- 場所を移動して法要する場合:「お坊さん便」も「てらくる」も+10,000円の追加料金がかかります。
- 複数人の法要を同時にする場合:「お坊さん便」が10,000円、「てらくる」が15,000円の追加料金が発生します。例えば、父の一周忌と母の3回忌を同時に法要する場合などが該当します。
また、「卒塔婆」が必要な場合も別料金です。各サービスで予約した後はお坊さんから連絡があり、その際に金額を確認できます。
さらに、僧侶に過去帳を記入してもらう場合も別途お布施がかかる場合があります。過去帳はご自身で記入しても構いませんが、記入を依頼する場合には料金が発生することがありますので注意してください。
戒名料の支払い方法
「お坊さん便」の場合は、現金手渡しとクレジットカードが利用できます。
「てらくる」の場合は、現金手渡しのみとなります。
現金手渡しでお布施を渡す場合は、白い封筒に入れてください。
返金対応について
お坊さん便は、各種法事・法要に満足できなかった場合、全額返金に対応しています。
返金を希望する場合は、施行の翌日から5日以内にお坊さん便の公式サイトへ連絡する必要があります。
ただし、全額返金を受けるには「よりそうメンバー制度」に登録していることが条件となります。
よりそうメンバー制度の登録は、「よりそうのお葬式」ページから資料請求することで可能です。
資料請求すると、葬儀関連のパンフレットが届きます。その時点で「よりそうメンバー」の登録が完了し、全額返金の条件を満たすことになります。このように、お坊さん便は利用者の満足度に配慮し、より信頼性を高めています。
「お坊さん便」と「てらくる」の利用方法
どちらも利用方法は同じで、まずは公式サイトの予約フォームから申し込みを行います。
申し込みは仮予約ですので、分かる範囲で記入すれば大丈夫です。
予約したらオペレーターやお坊さんから連絡が入るので、必要な物などの確認を行います。
予約は何日前から?
法事・法要の場合、1ヵ月前に予約することをおすすめします。特に土日は予約が取りずらいことがあるため、早めの予約が賢明です。
ただし、法要の場所によっては当日や前日に手配することも可能ですが、その際は事前に電話で確認してください。
お葬式の場合は前日よりも予約が可能です。葬儀の急な手配が必要な場合にも対応していますので、大切な場面での手配にも迅速に対応してくれます。
「お坊さん便」と「てらくる」|まとめ
「お坊さん便」と「てらくる」の両サービスは事務局の対応がしっかりしており、多くの登録僧侶を持っている点が特徴です。
利用者の評判でもお坊さんの質が高く、安心して依頼できるとされています。価格面では、いずれも定額ですが、追加料金は場所の移動や複数人の法要で発生することもあることを覚えておきましょう。
また、「てらくる」はお寺を持つ僧侶を派遣するサービスもあります。自分の宗派や信仰に応じて選ぶことができるので、ご自身の要望に合ったお坊さんを手配しましょう。
総合的に考えると、「お坊さん便」はより幅広いニーズに対応できるサービスであり、返金保証もあるため安心感があります。一方、「てらくる」はお寺を持つ僧侶が派遣可能なので、特定の要望に合った法要を行いたい方に適しています。各サービスの公式サイトを訪れ、詳細な情報を確認してから最適な選択をしましょう。