日本の仏教

真言宗

真言宗とは

真言宗は、9世紀(平安時代)に空海(弘法大師)によって開かれた日本仏教のひとつです。

空海が唐で学んだ中国密教(唐密)をベースにした大乗仏教の宗派。

道教や儒教、仏教の他宗派のよいところをみとめたうえで、すべてを包括している真言宗がもっとも素晴らしい教えだと説いています。

天台密教(台密)に対し、真言密教を東密と呼びます。

真言宗の本尊は大日如来

大日如来は、密教の最高尊仏で、宇宙の真理そのものとされています。

太陽の光のように、すべての人々を照らし、救済するとされ、太陽の光を象徴する宝冠や蓮華を身に着けて描かれることもあります。

 

真言宗の総本山

教王護国寺(東寺)
https://toji.or.jp/

真言宗で読まれるお経や題目(念仏)

大日経、金剛頂経、理趣経、般若心経 など

念仏は「南無大師遍照金剛 (なむたいしへんじょうこんごう)」

真言宗の葬儀の焼香

お焼香は3回です。3回とも、抹香を額の高さまで持ち上げかざします。

 

真言宗の宗祖は

弘法大師=空海(774 〜 835)

讃岐国(現在の香川県)生まれで、15歳で京都に上り仏教を学び、24歳で『三教指帰』を著作します。

三教指帰(さんごうしいき)

儒教・道教・仏教の三教を比較して、仏教こそが最高の教えであると主張しています。

儒教は徳を修める(社会秩序を守る教え)、道教は自然と調和する(長寿の教え)、しかし、儒教も道教も死後の問題については触れていない。対して仏教は現世と来世の両方の問題を解決することができる。

これこそが人間の究極の目的達成への道である、としています。

三教指帰は、空海の仏教思想の原点であり、日本仏教の歴史に大きな影響を与えました。

31歳で遣唐船で入唐し、長安でサンスクリットやインドの学問を学んだのち、師匠から密教を伝授され帰国。

43歳で嵯峨天皇の勅許を得て、高野山を開山。

その後京都の東寺を預かり、これが総本山となります。

東寺の隣に学校を開設したり、故郷である讃岐の治水修築に携わるなど、社会貢献にも意欲的でした。

62歳で高野山で逝去(仏教的には入滅といいます)。

弘法大師の諡号は、没後に醍醐天皇から贈られたものです。

 

特徴

平安仏教といえば天台宗と真言宗です。

真言宗は空海が唐で学んだ真言密教がベースになっています。
帰国ののち真言宗を開き、布教活動のほかに社会事業にも力を入れました。

密教とは、仏教の教えのなかでも「宇宙の真理」を説く教えとされています。

大日如来を崇め、その教えを修行することで、悟りを得ることができると説いています。

真言宗の修行は、三密行(身・口・意の三つの修行)が中心です。

身密とは、仏像や礼拝をすること。
口密とは、真言を唱えること。
意密とは、仏の真理を心に思い浮かべること。

この三密行を修行することで、悟りを得ることができると説いています。

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