日本の一般的な仏教の宗派
飛鳥・奈良仏教 飛鳥・奈良時代に伝来した南都仏教は「学問・研究対象としての仏教」要素が強いものでした。 葬儀や供養のマナーやしきたりは特にありません。 |
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南都六宗 法相宗 662年 |
宗祖 | 基(慈恩大師窺基) |
本尊 | 唯識曼荼羅(ゆいしきまんだら) | |
南都六宗 華厳宗 740年 |
宗祖 | 杜順 |
本尊 | 盧舎那仏(るしゃなぶつ) | |
南都六宗 律宗 759年 |
宗祖 | 鑑真 |
本尊 | 盧舎那仏(るしゃなぶつ) | |
平安仏教 平安~室町時代頃は、仏教はまだ貴族や武士など一部の知識層だけのものでしたが、徐々に民間の信仰と仏教が融合されていきます。 |
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天台系 天台宗 |
宗祖 本尊 |
最澄・806 信仰の対象は、あみだにょらい(阿弥陀如来)など |
お経 | なむあみだぶつ(南無阿弥陀仏) なむしゅうそこんぽんでんぎょうだいしふくじゅこんごう(南無宗祖根本伝教大師福聚金剛) お焼香は3回 |
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真言系 真言宗 |
宗祖 本尊 |
空海・806 信仰の対象は、だいにちにょらい(大日如来) |
お経 | なむたいしへんじょうこんごう(南無大師遍照金剛) お焼香は3回 |
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浄土系 融通念仏宗 |
宗祖 本尊 |
良忍・1124 信仰の対象は、あみだにょらい(阿弥陀如来) じゅういちそんてんとくにょらい(十一尊天得如来) |
お経 | なむあみだぶつ(南無阿弥陀仏) お焼香は3回 |
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浄土系 浄土宗 |
宗祖 本尊 |
法然・1175 あみだにょらい(阿弥陀如来) |
お経 | なむあみだぶつ(南無阿弥陀仏) お焼香は3回 |
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浄土系 浄土真宗 |
宗祖 本尊 |
親鸞・1173 あみだにょらい(阿弥陀如来) |
お経 | なむあみだぶつ(南無阿弥陀仏) お焼香は手元で1回 |
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鎌倉仏教 仏教が民衆に浸透し、新仏教が数多く生まれ、南都仏教も復興します。 |
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禅系 臨済宗 |
宗祖 本尊 |
栄西・1181 |
お経 | なむしゃかむにぶつ(南無釈迦牟尼仏) お焼香は額に掲げ1回 |
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禅系 曹洞宗 |
宗祖 本尊 |
道元・1227 あみだにょらい(阿弥陀如来) |
お経 | なむしゃかむにぶつ(南無釈迦牟尼仏) お焼香は掲げて1回、手元1回の2回 |
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日蓮系 日蓮宗 |
宗祖 本尊 |
日蓮・1253 だいまんだら(大曼荼羅) |
お経 | なむみょうほうれんげきょう(南無妙法蓮華経) お焼香は3回 |
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浄土系 時宗 |
宗祖 本尊 |
一遍・1274 あみだにょらい(阿弥陀如来) |
お経 | なむあみだぶつ(南無阿弥陀仏) お焼香は1~3回 |
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江戸仏教 神道やキリスト教のほか、蘭学や儒教などの学問が伝来し、仏教一色だった宗教観に多様性がもたらされます。 |
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浄土系 黄檗宗 |
宗祖 本尊 |
隠元・1661 しゃかにょらい(釈迦如来) |
お経 | (梵唄) お焼香は3回 |